防災グッズ購入に使える自治体の補助金・助成金

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結論:個人が使えるのは自治体ごとの制度。今回確認した3市の対象は家具転倒防止器具や感震ブレーカーなど

「防災グッズ購入に使える補助金」を探している方に先に伝えておきたいことがあります。内閣府(防災担当)の「防災対策制度」のページにある補助金は、自治体が行う被害想定や防災計画づくりの費用を補助するもので、個人の防災グッズ購入は対象ではありません(2026年10月1日確認)。個人が使えるのは、市区町村が独自に設けている制度です。今回確認した3市(鴻巣市・焼津市・武蔵野市)の制度が対象にしていたのは、家具転倒防止器具(3市とも)・感震ブレーカー(鴻巣市・焼津市)・住宅用火災警報器(鴻巣市)など、住宅の地震対策・火災対策に関わる器具の購入費・設置費でした。制度の有無、対象品目、補助額は自治体ごとに大きく異なります。お住まいの自治体のホームページで確認してください。

自治体の補助金制度の対象になっていた器具の例(家具転倒防止金具・感震ブレーカー・住宅用火災警報器)
※画像はAIで生成したイメージです

国(内閣府)の補助金は自治体向け。個人向けは自治体ごとの制度

内閣府は防災対策に関する制度を「防災対策制度」のページでまとめていますが、これは主に自治体が行う被害想定策定や防災計画の見直しなど、行政側の取り組みに対する補助が中心です(内閣府「防災対策制度」)。個人が防災グッズの購入に使える補助金を探す場合は、お住まいの市区町村が独自に設けている制度を確認してください。

今回確認した3市の対象品目

鴻巣市・焼津市・武蔵野市の制度について、主な品目が対象かどうかを比べました(2026年10月1日確認)。

品目 今回確認した3市
家具転倒防止器具(L字金具、突っ張り棒、粘着シート等) 3市とも対象
感震ブレーカー 鴻巣市・焼津市で対象
住宅用火災警報器 鴻巣市で対象
ガラス飛散防止フィルム 3市とも対象
非常食・保存水・簡易トイレ等の消耗品 今回確認した3市では対象外
ポータブル電源等の家電製品 3市とも対象外

例として、埼玉県鴻巣市は家具転倒防止器具・感震ブレーカー・住宅用火災警報器等を対象にした購入費補助金を実施しており(鴻巣市「家具転倒防止器具等購入費補助金」)、静岡県焼津市は感震ブレーカーの購入費・設置工事費について補助対象経費の3分の2以内(上限2万円)を補助しています(焼津市「家具転倒防止器具等購入費補助事業」)。東京都武蔵野市も家具転倒防止金具等の購入費用を1万円を上限に補助する制度を設けています(武蔵野市「家具転倒防止金具等購入費補助事業」)。

いずれも「家具の転倒・火災による二次被害を防ぐ」という、住宅の耐震・防火対策の延長線上にある品目です。非常食やポータブル電源のような備蓄品・家電製品は、3市とも対象に入っていませんでした。

申請前に必ず確認すべき注意点

自治体の補助金制度には、共通していくつかの注意点があります。

  • 申請のタイミングは制度によって違う:今回確認した鴻巣市・焼津市・武蔵野市は、いずれも器具を購入・設置した後に領収書などを付けて申請する制度です(焼津市は購入・工事後30日以内)。ただし、購入前の申請が必要かどうかや、対象になる購入日・申請期限は自治体ごとに違うため、購入前に自治体の案内で確認してください
  • 予算の上限に達すると受付終了になる:鴻巣市は、補助金額が予算額に達すると、申請期間内でも受付を終了するとしています。年度の途中で締め切られることがあるので、早めに確認してください
  • 対象者・対象住宅に条件がある:申請は1世帯1回までが基本で、高齢者や障害者のいる世帯は2回目も申請できる(鴻巣市)、といった条件を設けている自治体もあります
  • 制度自体が毎年見直される:前年度にあった制度が翌年度は廃止・内容変更されることもあるため、最新の情報を自治体の公式ページで確認してください

調べ方:自分の自治体の制度を探す方法

  1. お住まいの市区町村名+「家具転倒防止 補助金」または「感震ブレーカー 補助金」で検索する
  2. 自治体公式サイトの「防災課」「危機管理課」等の担当部署のページを確認する
  3. 制度が見つからない場合は、都道府県単位や近隣自治体の制度を参考資料として、自治体の窓口に制度創設の可能性を問い合わせる

まとめ

  • 内閣府の防災補助金は自治体の計画づくり向けで、個人の防災グッズ購入は対象外
  • 自治体独自の制度は「家具転倒防止器具」「感震ブレーカー」「住宅用火災警報器」など、住宅の地震・火災対策に関わる器具が中心
  • 非常食・簡易トイレ・ポータブル電源等の消耗品・家電は、今回確認した3市では対象外
  • 購入後に申請する制度(今回確認した3市)もあるが、対象になる購入日や申請期限は制度ごとに違うため、購入前に自治体の案内で確認する

よくある質問

非常食やポータブル電源の購入にも補助金は使えますか?

今回確認した3市(鴻巣市・焼津市・武蔵野市)では、非常食もポータブル電源も対象外でした。3市の制度が対象にしていたのは、家具転倒防止器具など、住宅の地震・火災対策に関わる器具です。お住まいの自治体の制度で対象品目を個別に確認してください。

補助金はどこで調べられますか?

お住まいの市区町村の公式サイトにある「防災課」「危機管理課」等のページで確認できます。「自治体名+家具転倒防止 補助金」等で検索するのが手早い方法です。

補助金を使う際の注意点はありますか?

申請のタイミングは制度によって違います。今回確認した鴻巣市・焼津市・武蔵野市は、器具を購入・設置した後に領収書などを付けて申請する制度でした。対象になる購入日や申請期限が決まっているので、購入前に自治体の案内で確認してください。

参考・一次情報源

この記事を書いた人
ひで

運営者の「ひで」は、緊急時対応業務の実務に約10年従事しています。また宅地建物取引士として、不動産の実務経験もあります。記事は、この実務経験をふまえつつ、消防庁・内閣府防災・経済産業省・消費者庁などの公的機関が公表する一次情報と、メーカーの公表情報を確認したうえで書いています。

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