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結論:飲むなら期限内に。期限が過ぎた水は生活用水として活用できる
賞味期限を過ぎても、すぐに飲めなくなるわけではありません。ただし、メーカーは期限内に飲むことをすすめています。例えばサントリーお客様センターも、期限内の飲用をすすめたうえで、期限が過ぎた天然水は洗濯・掃除・水やりなど、飲用以外の生活用水に使えると案内しています(サントリーお客様センター「賞味期限が過ぎてしまったものを飲んでも大丈夫ですか?」)。期限が過ぎた保存水は、飲用ではなく生活用水に回すのが無難です。

賞味期限は何を保証しているのか
消費者庁の食品表示基準では、賞味期限は「定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限」と定義されています(消費者庁「食品の期限表示に関する情報」)。保存水の期限切れを考えるうえで、公的機関やメーカーは次の点を挙げています。
- 保存している間に、水分の蒸発などで内容量が自然に減ることがある(富士市「ペットボトル水の賞味期限に関する誤解への注意喚起」)
- 未開栓でも、直射日光の当たる場所や極度に高温の場所は避ける。においの強い場所に置くと、栓や容器に付いたにおいが中の水に移ることがある(サントリーお客様センター「ミネラルウォーターはどのような場所で保管したらよいですか?」)
また、消費者庁の「食品期限表示の設定のためのガイドライン」(令和7年3月)では、試験などで得られた期限に1未満の「安全係数」をかけて期限を設定するのが一般的とされています。ただし、安全係数は1に近づけることが望ましく、加圧加熱殺菌したレトルト食品や缶詰のように品質のばらつきが少ない食品では、安全係数を考慮する必要はないとしています(消費者庁「食品期限表示の設定のためのガイドライン」(令和7年3月、PDF))。定義のとおり、賞味期限は「安全に飲める最終日」というより「メーカーが品質を保証できる期限」という位置づけです。
期限切れ後、実際どうすればいいか
飲用は避けるのが無難
期限を過ぎてもすぐに飲めなくなるわけではありませんが、メーカーは期限内に飲むようすすめています。期限が過ぎた水は、飲用にはおすすめしません。特に乳幼児・高齢者・体調不良時の飲用は避けてください。
生活用水としては十分活用できる
飲用でなければ、以下のような用途で無駄なく活用できます。
- 手洗い・洗顔
- 掃除・拭き掃除
- 簡易トイレを使わずに済む場合のトイレの流し水(断水時のトイレの流し方・対処法参照)
- 植物の水やり
期限切れを防ぐ根本対策:ローリングストック
期限切れ自体を防ぐ一番の方法は、日常的に消費しながら買い足す「ローリングストック」です。保存水を備蓄用と割り切らず、普段の飲料水としても使う運用にすれば、期限切れによる廃棄を減らせます。詳しいやり方はローリングストックのやり方を参照してください。
保存年数別の商品比較は保存水おすすめ比較【保存年数・容量別】にまとめています。
製品例
長期保存水の製品例を紹介します。
まとめ
- 賞味期限を過ぎてもすぐに飲めなくなるわけではないが、メーカーは期限内に飲むことをすすめている
- 賞味期限は「期待されるすべての品質の保持が十分に可能」と認められる期限で、「品質を保証できる期限」という位置づけ
- 期限切れ後は生活用水として活用し、ローリングストックで期限切れ自体を防ぐのが現実的
よくある質問
保存水は賞味期限が切れたら飲めなくなりますか?
すぐに飲めなくなるわけではありませんが、メーカーは期限内に飲むことをすすめています。期限が過ぎた水は、飲用以外の生活用水に回すのが無難です。
賞味期限はどういう基準で決まっているのですか?
消費者庁の「食品期限表示の設定のためのガイドライン」(令和7年3月)では、理化学試験・微生物試験・官能検査などの客観的な項目(指標)に基づいて設定することとされています。得られた期限に1未満の「安全係数」をかけるのが一般的ですが、安全係数は1に近づけることが望ましいとされ、加圧加熱殺菌したレトルト食品や缶詰のように品質のばらつきが少ない食品では、安全係数を考慮する必要はないとされています。
賞味期限切れの保存水はどう使えばいいですか?
手洗い・洗顔・掃除・トイレの流し水など、生活用水として活用できます。飲用にこだわらなければ、無理なく使い切れます。


